昨日8月14日に茅ケ崎沖えぼし岩付近でサメが数十匹泳いでいるのが確認されました。今までも沖で何度か目撃はされていて、漁師から言わせると「沖には普通にいるし、定置網にもたまにはいるよ!」ということです。ただ、今回のように岸からそう遠くない場所で数多く目撃されたケースは少ないと思います。岸から近くであればあるほど海水浴やサーフィン、ウインドサーフィン、ヨットなどが盛んに行われているため万が一を考えなければならないと思います。
さて、目撃されたサメの種類は「シュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)」ということで、このシュモクザメは、ジョーズで御馴染みの「ホオジロザメ」や動くものなら飛び付くという「イタチザメ」また獰猛の種類に属する「オオメジロザメ」に比べるとおとなしい部類になると言われていますが、人を襲うかどうかは別として肉食であることは間違いありません。そして江の島近海にも現れない保証はないため、本日からハーバーは皆さんに注意喚起を呼びかけ、ミズンマストには「出艇注意の黄色の吹流し(サメ注意)」を揚げました。
具体的に何を注意するのかというと、①「クルーザー、ディンギーを問わず、沖でむやみに海に入って遊泳したりしないでください」②「ディンギーで沈する可能性のある艇(艇種、技量等含む)については、極力出艇を見合わせてください」という趣旨のものです。また、今後、海上保安署、水上警察、葉山港、近隣の漁港などとも連携し、海上パトロールや目撃情報の交換等も強化する予定です。
ちなみに利用者の方々からは「このサメ騒動はいつ頃まで続くの?いつ頃終息するの?」と聞かれますが、私も35年このハーバーに関わっていますが、サメによる出艇注意は初めてなので終息の予定は未定と言うほかありません。海水温や黒潮、エサなど諸々の要素があると思いますが、今後シュモクザメより獰猛なサメが出没しないよう願います。