2022年1月16日午前00:15分、携帯電話の緊急速報がけたたましく鳴り響き、びっくりして飛び起きてみると津波注意報発令の文字が目に飛び込んできました。
テレビをつけて寝ぼけながら情報収集したところ、どうやら南太平洋トンガ沖の海底火山の大噴火に起因していることが分かり、これが今日一日の始まりでした。
午前2時に気象庁の記者会見では、「今回の潮位変動は通常の津波伝播とは異なるパターンで津波と称するか微妙・・・」との会見でした。しかし、実際に各地で津波らしき潮位変動が観測され、漁船が流されたり転覆したりの被害も出ている様子で、今後どうなるかも予想できない状況のため、ヨットハーバーは、クルーザーも含め全面出艇禁止とし、ハーバーで作業するすべての人にライフジャケットの着用を指導し、ミズンマストには「津波警戒避難標識(オレンジと黒の吹き流し)」を掲揚して注意喚起を呼びかけました。
また、本日予定されていたジュニアの大会も午前10時には中止の決定がされ、午後13時現在、撤収もすべて終わり、ハーバーにはスタッフを除き数名の利用者が残るのみとなっています。施設や保管艇の被害はありません。ご安心ください。
今後の参考に、湘南港で計測した潮位変動の記録グラフを見てください。
解説すると、15日夜21時前ぐらいから潮位変動が始まり、津波注意報が発表された16日午前0時から2時ぐらいには振幅が20~40cmになり、午前3時頃から4時半ぐらいに40cm越えを記録しています。その後現在もなお若干のギザギザの潮位変動が続いている状況ですが、14:00分津波注意報の解除が発表されました。