3月13日(土曜日)午後13時16分頃のことですが、ハーバーに落雷が発生しました。
落雷発生の30分ぐらい前から豪雨と強風そして雷の音が断続的に近寄っていたため、注意喚起の放送を入れ、屋外にいる利用者にはハウス内に避難するよう呼び掛け、我々スタッフもハウス内に退避して様子を見ていました。
そして、かなり近くで光だしてヤバイ状況になったので、ポートサービス課の外側の扉を恐る恐る開け、外を見た瞬間でした。休憩棟の屋根越しの係留ヤードSラインの周辺に閃光と爆音が響きました。まさに雷が落ちた瞬間でした。
その後、雷が収まったタイミングで落雷カ所周辺の目視調査をしたところ、係留クルーザーの1艇に航海灯の破裂等顕著な損傷が見られ、この艇から電気機器の焼け焦げた匂いも漂っていました。その後ハーバー内の電話の不通や監視カメラの破損、駐車場の機械の故障など次々に雷被害が見つかっていて今もなお修理中の状況です。
雷により被災した艇は、カーボンマストでもなく、他の艇より特別マストが高いわけでもありませんが、ポンツーンからの陸電をつないでおり、そのコードが裂け、パワーポストのブレーカーも落ちていたことから、この陸電も雷を呼び寄せた一つの要因と考えられます。 いつ起きるか分からない落雷対策としても「陸電の常時つなぎっぱなし」は絶対にやめてください。
また、監視カメラや駐車場の機器も落雷の影響を受けていることから、この落雷は一発だけでなく多発広範囲に及んでおり、海に落ちた場合は海面を伝わることも考えられ、たとえ目視の異常がなくても電子機器に被災している可能性もあるので、クルーザーの方々は早急に自艇の点検を行ってください。