オリンピックが延期になり、各地に移動していた既存艇は移動先から一旦戻った艇もあれば、そのまま移動先に留まっている艇もあります。
そして現在は、来年のオリンピックのためにディンギー、クルーザーそれぞれ移動に係る県との契約パターンに基づいて再度移動先に移動する艇が少しずつ増えており、依然としてハーバーは落ち着かない状況です。
現在、世界的に「新型コロナ」という名の霧がかかり、その先に見え隠れするオリンピックという光に漕ぎつけようと関係者は準備を進めています。また、同じく昨年中止となった「ワールドカップシリーズ江の島大会」も来年6月に「ワールドイズワン江の島セーリングカップ2021」と名前を変えて開催に向け準備中です。
その一方で来年の移動までの数か月間、数少ないビジターバースを利用して大会主催者は海上集合やレセプション中止等のコロナ対策を十分考慮し、さらに規模を縮小して江の島で大会を組み、11月には「全日本470選手権」「全日本OP級選手権」などの全日本クラス級の大会も予定されています。
また、学生ヨット部も次の代を絶やさないようコロナの霧をかき分けて部活を少しずつ再開しています。もちろん日の丸セーラーズも毎日練習している状況です。
人類が新型ウイルスを克服し、世界中に漂っている霧が晴れ、活気溢れるヨットハーバーに戻ることを祈ります。