9月8日から9日にかけ、ほぼ直撃のコースで通過した台風15号ですが、前評判どおり強烈な風が吹き荒れました。 「江の島は最高どれぐらい吹いたの?」と多くの人に聞かれますが、自分が風速計を見たのが9日午前3時頃だったと思いますが、最大風速40m(北)を超えたのを覚えています。しかし、その直後にハーバーを含め江の島全体が停電し、ピーク時の気圧や風速のデーターが記録されていません。ただ、明らかに停電後の風の音は半端でない状態でした。おそらく45~50m(北)を超えたと推測できます。 台風の中心は三浦半島から東京湾を通過した模様で、中心部に近く右半円にあたる千葉県は左半円にあたる江の島よりはさらに強い風が吹き荒れたと思われます。 ハーバーの被害は、できたばかりのセーリングセンターの外壁が部分的に剥がれたり、 ジュニアハウスのシャッターや壁が吹き飛び、南側トイレ、中央緑地トイレの屋根が一部吹き飛びました。その他各所に小規模な破損が発生しました。 艇の被害については、ディンギーヤードとかもめ駐車場仮設ヤード合わせてデスマストが3艇、船台からズレた艇が30艇ほどあり、クルーザーヤードではデスマストが1艇、ジブファーラーがはだけてしまった艇が7艇、船台からズレた艇が1艇でした。 今回の15号台風で言えることは、江の島が左半円に位置し、ピーク時の風向が北風で、南から来る大きなうねりを北風が押え、スロープからの艇の流失や越波による道路の冠水被害は少なく、風に起因する被害に留まったため、甚大な被害を回避できたと思います。 また、明日は台風17号が日本海に進み、南西の風が強そうです。各艇の方々は強風対策をお願いします。